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小売・ECのLINE公式アカウント運用術:配信・リッチメニュー・ショップカード

小売店・ECショップがLINE公式アカウントで成果を出すための運用ガイド。友だちの集め方、ショップの入口になるリッチメニュー、新商品・再入荷・セールの配信と通数の目安、送料・支払い・返品の応答メッセージ、クーポンとショップカード、分析での効果測定まで、2026年10月時点の公式情報で解説します。

LineBot.pro Team· 更新 12 分で読めます
小売・ECのLINE公式アカウント運用術:配信・リッチメニュー・ショップカード

#小売店・ECでLINE公式アカウントが担う役割

小売店やECショップにとって、LINE公式アカウントの役割は3つです。自分から友だち追加してくれたお客様に新商品・再入荷・セールを知らせること、トーク画面の下にリッチメニューという常設の入口を置くこと、そして送料・支払い・返品といった毎回同じ質問に自動で答えることです。メッセージ配信は月の通数を消費しますが、返信やチャットは無料です。

目的LINEの機能通数の消費
新商品、再入荷、セールメッセージ配信(リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、クーポン)あり(受信者1人につき1通)
「どこで買える?」「注文はいつ届く?」リッチメニューからストアや配送状況ページへなし
送料、支払い方法、サイズ、返品キーワードの応答メッセージなし
リピート購入クーポン、ショップカード配信で送る場合のみ
注文トラブル、個別の相談スタッフがチャットで対応なし

最初に知っておきたい制約があります。LINE Official Account Managerはお店の注文データを持っていません。注文確認、発送通知、カート落ちのリマインドは、ECシステムからMessaging APIやECプラットフォームのLINE連携機能を通じて送る必要があり、どれもプッシュメッセージとして通数にカウントされます。

デザイン済みのキャンペーンカードを予約配信したい場合は、LINE配信ツールをご覧ください(詳しくは後述)。

#友だちの集め方

配信が届くのは友だちだけなので、友だちリストそのものが資産です。お店でよく使われる集め方:

店頭

  • レジ、棚のPOP、レシート、試着室に友だち追加のQRコード
  • 会計時にスタッフが理由とセットで案内:クーポン、セールの先行案内、保証登録など

オンライン

  • Webサイト、商品ページ、注文完了ページに友だち追加ボタン
  • 配送する箱に案内カードを1枚:「再入荷のお知らせとサイズのご相談はLINEで」
  • Instagram、X、TikTokのプロフィールにLINEのリンク
  • 予算があれば、LINEの友だち追加広告

追加する理由をつくる。 あいさつメッセージ(最大5吹き出し)に初回クーポンを入れれば、追加した瞬間に特典が届きます。配信頻度(「月2回まで」など)を伝え、それを守ることも大切です。一度ブロックされると、その人には二度と届きません。

#ショップの入口になるリッチメニュー

リッチメニューは常にトーク画面の下にあるので、毎週使われるリンクを置きます。大サイズ・6エリア(2500×1686px)の例:

🛍️ ショップ(ストアのトップ)✨ 新着アイテム(新着一覧ページ)🏷️ キャンペーン(クーポンまたはセールページ)
📦 注文状況(注文確認ページ)📏 サイズガイド(「サイズ」を送信)💬 お問い合わせ(「問い合わせ」を送信)

実店舗なら小サイズ・3エリア(2500×843px)で十分です:キャンペーン・店舗情報・ショップカード。

コツ:

  • 変わるページにリンクする。 商品を画像に描き込むのではなく、セールページや新着一覧につなげば、何か月も作り直さずに使えます。
  • セール用メニューは表示期間で予約。 表示期間は重複できないため、通常メニューもセール翌日から再び表示されるよう設定します。
  • ボタンのアクションは、リンク、テキスト、クーポン、ショップカードから選べます。

設定手順はLINEリッチメニューの作り方をご覧ください。

#新商品・再入荷・セールの配信と通数

配信するのは、お客様が気にする理由があるときです。新商品、人気商品の再入荷、給料日やボーナス時期、季節のセール、ギフトシーズン、セール終了直前のお知らせ。1通に1つのオファー、1つのボタンが基本です。

小売で使いやすい形式:

形式向いている用途
リッチメッセージ1枚の画像をタップ領域に分け、各リンクへ
カードタイプメッセージ最大9商品を横スクロールで、写真・価格・ボタン付き
クーポン割引や送料無料。オンライン・店頭どちらでも
Flexメッセージ(Messaging API)コードやツールで作る自由なレイアウト

レイアウトと画像サイズはLINEリッチメッセージ完全ガイドへ。文章からカードを作るならAIリッチメッセージ作成ツールが便利です。

費用の目安。 通数は受信者数×配信回数で、ブロック中の友だちは含まれません。料金プラン(税別、2026年10月時点、LINEヤフー for Business)で計算すると:

友だち数月の配信回数月間通数合うプラン月額
1,000人4回4,000通ライト(5,000通)5,000円
3,000人4回12,000通スタンダード(30,000通)15,000円
10,000人4回40,000通スタンダード+追加1万通(1通3円)45,000円
10,000人中7,500人に絞る4回30,000通スタンダード15,000円

最後の行が絞り込み配信をすすめる理由です。再入荷の案内は、前回の再入荷配信でリンクをクリックした人(クリックリターゲティングのオーディエンス)に送るだけでも十分なことがあります。属性での絞り込みにはターゲットリーチ100人以上、配信対象50人以上が必要です。プランの詳細はLINE公式アカウントの料金プランへ。

配信例:

text
📦 再入荷:[リネンシャツ]全サイズそろいました(S〜XL)
各サイズ数量限定です。
[ボタン:今すぐ見る]
text
💸 給料日セール:全品15%オフ[10/25〜10/27]
購入時にクーポンコード[PAYDAY15]を入力してください。
[ボタン:セール会場へ]
text
⏰ 本日23:59まで:送料無料キャンペーン最終日
今日だけ購入金額の条件なしです。
[ボタン:送料無料で買う]

配信時間や頻度、配信の手順はLINE一斉配信のやり方をご覧ください。

#送料・支払い・返品の応答メッセージ

お店に届くチャットの多くは、同じ6つの質問です。無料の応答メッセージで答え、それ以外をスタッフが対応します。

話題登録するキーワード返信に入れる内容
送料・配送送料、配送、発送、いつ届く配送業者、送料、発送日、地域別のお届け日数
支払い支払い、決済、振込、代引き使える決済方法、振込先
サイズサイズ、サイズ表、採寸サイズ表のリンク、測り方
返品・交換返品、交換、返金条件、期限、手続きの方法
注文状況注文、配送状況、追跡配送状況ページのリンク、または「注文番号をお送りください」
在庫在庫、再入荷、入荷商品ページのリンク、または「商品名をお送りください」

例文([ ]内を書き換えて使えます):

🚚 発送は月〜土、[14時]までのご注文は当日発送です。 送料は全国一律[600]円、[5,000]円以上で送料無料です。

💳 お支払いはクレジットカード、[コンビニ払い]、[代金引換]に対応しています。 詳しくはこちら:[支払い方法ページのリンク]

🔄 未使用・タグ付きの商品は、到着後[7]日以内なら交換できます。「問い合わせ」と送り、注文番号をお知らせください。返送先をご案内します。

知っておきたいこと:

  • キーワードは完全一致。 表記ゆれ(「送料」「配送料」「送料いくら」など)をまとめて登録し、リッチメニューのボタンからはキーワードをそのまま送るようにします。
  • 注文ごとの回答には注文データが必要です。 連携がなければ配送状況ページへのリンクで案内するか、スタッフがチャットで答えます。注文確認や発送通知を自動で送るには、ECシステムとMessaging APIの連携が必要で、LINE API開発として承っています。どの通知もプッシュメッセージとして通数にカウントされます。
  • 例文をもっと見たい場合はLINE応答メッセージ例文集へ。

#クーポンとショップカードでリピートを作る

LINE公式アカウントの標準機能だけで、リピートの仕組みは作れます(LINEヤフー for Business、2026年10月時点)。

  • クーポン:割引、プレゼント、送料無料など。あいさつメッセージ、配信、リッチメニューのボタンに設定できます。
  • ショップカード:来店や購入ごとにポイントが貯まるデジタルのポイントカード。ゴールで特典と交換でき、リッチメニューから開けるようにしておくと使われやすくなります。

会員ランク、会員価格、POSと連動したポイントなど、標準機能を超える仕組みはLIFFアプリやLINEミニアプリの開発になります(LINEミニアプリ・LIFF開発)。販売そのものは自社のECサイトで行い、リッチメニューと配信からリンクするのが一般的です。

#効果測定

LINE Official Account Managerの「分析」で、必要な数字はひととおり確認できます。

指標わかること
日別の友だち追加数・ブロック数店頭のQRコードが機能しているか、どの配信でブロックが増えたか
配信ごとの配信数・開封・クリックどのオファーや配信時間に反応があるか
コンバージョン(LINE Tag設定時)LINE経由で訪れた人のWebサイトでの購入
  • 配信の統計は配信後14日間集計され、20未満の数値はプライバシー保護のため表示されません(公式マニュアル)。
  • 配信とリッチメニューのリンクにはUTMパラメータ(例:?utm_source=line&utm_medium=broadcast&utm_campaign=sale1025)を付け、アクセス解析でLINE経由の売上を確認します。
  • 店頭の売上は、LINE友だち専用のクーポンコード(例:「LINE10」)を用意し、レジで数えます。

#LineBot.proでできること

LineBot.proは、配信まわりの作業をAIで速くするツールです。LINE Official Account ManagerやECシステムと並べて使うもので、置き換えるものではありません。

  • キャンペーン:オファーを文章で伝えます(例:「送料無料キャンペーン最終日、赤と白の力強いデザイン、セールページへのボタン」)。AIがコピーと画像を作り、別のAIが画像をチェックして必要なら描き直し、コードで正しいFlexカード(1200×675pxの画像、見出し、本文、ボタン)を組み立てます。8クレジットで、生成に失敗した場合は自動で返還されます。あとは全友だち、または貼り付けたLINEユーザーIDのリストに、今すぐまたは日時指定で配信します。送信は0クレジット(LINEの通数は通常どおりカウント)で、配信状況、友だち数、月の通数上限を表示します。キャンペーン名がそのまま通知に表示されるので、見出しのように書きましょう。
  • AIリッチメッセージ作成:同じカードを開発者向けや他ツール用に。画像(PNG/JPEG)とJSONのダウンロード、JSONのコピーができます。
  • バナー:LINEの背景画像(1080×878px)、正方形、ストーリーなど6サイズ。1点8クレジットです。
  • AIリッチメニュー:リンクを開くかテキストを送る1〜6ボタンのショップ用メニュー。10クレジットで、アップロードはLINE Official Account Managerからご自身で行います。
  • キーワード返信ボット:送料・支払い・返品への回答を承認済みのカードで返信。文中のキーワードにも反応し、任意のAI振り分け(確認したメッセージ1件につき1クレジット)と、そのお客様だけボットを止める有人対応への切り替えがあります。

できないこと:ECサイトやカートとの連携、注文・発送・カート落ちのメッセージ送信、タグ付けやセグメント管理、連絡先のインポート、ステップ配信、クーポンやポイントの発行、開封・クリックのレポート(これらはLINE Official Account Managerの機能をお使いください)。画像は説明文からAIが生成するため、商品写真のアップロードはできません。

新規登録で50クレジットを無料でお渡しします(カード登録不要)。キャンペーンカード6枚分です。その後は買い切りのクレジットパックで、月額料金も有効期限もありません。小売店向けの使い方は小売店・ECのLINE公式アカウント活用ページにまとめています。最初のキャンペーンを作る

#よくある質問

Q: LINEの中で直接商品を販売できますか?

日本では、自社のECサイトをリッチメニューや配信からリンクする形が一般的です。LINEの中で購入まで完結させたい場合は、LINEミニアプリやLIFFでの開発になります。

Q: セールの配信にはいくらかかりますか?

プランの無料通数内なら追加費用はかかりません。通数は受信者1人につき1通です。2026年10月時点(税別)で、コミュニケーションプランは月200通まで0円、ライトは5,000通で月5,000円、スタンダードは30,000通で月15,000円です。友だち1,000人に週1回なら約4,000通で、ライトに収まります。

Q: 注文確認や発送通知を自動で送れますか?

ECシステム側から送る場合のみ可能です。Messaging APIやECプラットフォームのLINE連携を使い、1通ずつプッシュメッセージとして通数にカウントされます。LINE Official Account ManagerもLineBot.proも、お店の注文データは見られません。

Q: ポイントカードは作れますか?

作れます。LINE公式アカウントの標準機能「ショップカード」で、購入や来店ごとにポイントを付与し、特典と交換できます。会員ランクやPOS連動のポイントが必要な場合は個別開発になります。

Q: セールの配信はどのくらいの頻度がよいですか?

決まった正解はありません。配信の翌日に分析画面でブロック数を確認し、ブロックが増える配信は頻度を下げましょう。前回クリックした人に絞って送れば、全員に負担をかけずに配信回数を増やせます。


次のステップ:

LineBot.proについて

LineBot.proは、LINE公式アカウント向けのAIツールです。リッチメニュー、リッチメッセージ、バナーの作成、一斉配信、キーワードによる自動応答に対応しています。本記事はLINE Messaging APIの実務経験をもとに、当チームが執筆しています。

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