ガイド

タイのLINE公式アカウント自動化ツール比較【2026年版】料金と機能

タイで使えるLINE公式アカウントの自動化ツールを2026年版で比較します。LINE OA Manager、MyCustomer | CRM、ReadyPlanet、Zwiz.ai、Zaapi、Crescendo Lab、Omnichat、LineBot.proの機能と、各社サイトに掲載されたバーツ建て料金をまとめました。

LineBot.pro Team更新 12 分で読めます

タイのLINE公式アカウント自動化ツール比較【2026年版】料金と機能
目次
  1. 結論:用途で選ぶ
  2. 選ぶ前に比べるべきポイント
  3. ツール別の比較
  4. 料金(2026年10月時点・バーツ)
  5. 業種別のおすすめ
  6. 自社開発かツール導入か
  7. 顧客データ・CRM・分析
  8. よくある質問

結論:用途で選ぶ

タイで最適なLINE公式アカウント(LINE OA)の自動化ツールは、目的によって変わります。全アカウントに無料で付いているLINE OA Managerだけで、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信まではすでにできます。ポイントや会員ランクが必要ならLINEタイ純正のMyCustomer | CRM(月369バーツ、プロプランには込み)を追加します。LINE・Facebook・Instagramのチャットをチームで返すなら、Zwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenterのような統合受信箱が候補です。データを活用する大手ブランドはCrescendo Lab MAACやOmnichatを検討します。AIでリッチメニューやリッチメッセージを作り、キーワードボットと配信を従量課金で使いたいならLineBot.proが合います。どのツールを選んでも、LINEのメッセージ料金(月0・1,280・1,780バーツ+VAT)は別途かかります。

主な目的候補料金体系(2026年10月時点)
基本機能:リッチメニュー、あいさつ、キーワード応答、配信LINE OA ManagerLINEの全プランに無料で付属
ポイント、会員ランク、ギフトバウチャーMyCustomer | CRM(LINEタイ)月369バーツ+VAT、プロプランは込み
LINE・Facebook・Instagramの統合受信箱とチャットボットZwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenter月額または年額
リードや見積もりを管理する営業CRMReadyPlanet R-CRM要問い合わせ、14日間無料トライアル
大手向けのAIセグメントとマルチチャネルのジャーニーCrescendo Lab MAAC、Omnichat見積もりまたはデモ
AIで作るリッチメニュー・リッチメッセージ、キーワードボット、配信LineBot.pro従量課金のクレジット、月額なし
既製品にない独自の業務フローMessaging APIで自社開発開発工数

本記事を公開しているのは、比較対象の一つであるLineBot.proの開発元です。他社ツールの情報は2026年10月に各社の公式サイトで確認したもので、出典をリンクしています。料金や機能は変わることがあるため、導入前に必ず各社にご確認ください。

選ぶ前に比べるべきポイント

機能の数で比べがちですが、次の7つの質問で候補を絞るほうが早く決まります。

  1. LINE OA Managerで足りないことは何か。 リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信と絞り込み配信、ステップ配信、クーポン、ショップカードは、どのLINE OAにもツール費用なしで付いています。有料ツールは本当に足りない部分を埋めるときだけで十分です。
  2. 誰がチャットに返信するか。 オーナーがスマホで返すのか、LINE・Facebook・Instagramをチームで分担するのか。チームなら担当割り当てと権限設定ができる受信箱が必要です。
  3. ボットはどう答えるか。 生成AIに返答を書かせるツールもあれば、承認済みの回答だけを送るツールもあります。価格、在庫、お金、健康に関する質問では、承認済みの回答のほうが安全です。
  4. 顧客データが必要か。 ポイント・会員管理、営業パイプライン、AIセグメントは、それぞれ別のCRMの仕事です。何が保存され、エクスポートできるかを確認しましょう。
  5. 画像は誰が作るか。 リッチメニューは正確なサイズ(2500×1686または2500×843)とタップ領域が必要です。リッチメニューのサイズガイドをご覧ください。
  6. どのように課金されるか。 ユーザー単位の月額、年間契約、見積もりのみ、従量課金のいずれか。VAT 7%が別の場合は加算し、LINEのメッセージ料金も別にかかることを忘れずに。
  7. Webhookを誰が持つか。 Messaging APIのチャネルに設定できるWebhook URLは1つなので、実際にチャットのイベントを受け取れるボット基盤は1つです。まずそれを決め、各社に顧客データの保存場所と、タイのPDPAに沿ったデータ処理契約(DPA)を結べるかを確認しましょう。

ツール別の比較

ツール種類LINE OAでの主な機能(各社サイトより)料金(2026年10月時点)
LINE OA ManagerLINE OAに標準搭載リッチメニュー、あいさつ、キーワード応答、絞り込み配信を含む配信、ステップ配信、クーポン、ショップカード、分析、チャットタグ無料。メッセージプランは0/1,280/1,780バーツ+VAT
MyCustomer | CRMLINEタイのオプションオンライン会員、電話番号・QRコードでのポイント付与、会員ランク、購入額での分類、ギフトバウチャー、特典、インポート・エクスポート月369バーツ+VAT。プロプランは込み
ReadyPlanetタイの営業CRMとチャット受信箱R-CRMのリード・パイプライン・見積もり、R-ChatCenterでWebサイト・LINE OA・Messenger・Instagramを統合、R-Chatbotの生成AI応答R-ChatCenterは全RMPパッケージに含まれ年9,500バーツから、R-Chatbotは年59,000バーツから、R-CRMは要問い合わせ(+VAT)
Zwiz.aiタイのAIチャットボットと受信箱LINE・Facebook・Instagram・TikTok・WhatsAppのチャットとコメントへの自動返信、配信、自動タグ、売上レポート、予約・ポイントの追加機能月500バーツから。年間セットは28,500バーツから
Zaapi統合受信箱共有受信箱、LINE配信、AIチャットボット、タグ、上位プランで自動化月額または年額、3ユーザー込み、+VAT
Crescendo Lab MAACブランド向けマーケティングオートメーションAIセグメント(購入可能性・離反リスク)、類似セグメント、ダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSのジャーニー、SMSへの切り替え4プラン、見積もりまたはデモ
Omnichat統合受信箱とマーケティングLINE・WhatsApp・Instagram・Messenger・WeChatの受信箱、配信、クーポン、ゲーム、自動タグ年額の見積もり制、LINEの料金は含まない
LineBot.proAIコンテンツとキーワードボットAIによるリッチメニュー・リッチメッセージ・バナー、AI振り分け付きキーワードボット、即時・予約配信無料クレジット50、以降は買い切りクレジットパック
自社開発自社のコードMessaging APIでできることすべて開発工数とサーバー費用

LINE OA Manager(標準機能)

おすすめ: すべてのLINE OAの出発点として。

タイのLINE OAには、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信と絞り込み配信、ステップ配信、クーポン、ショップカード、分析機能が標準で付いています。LINEのマニュアルによると、キーワード応答はメッセージがキーワードと完全に一致したときだけ反応するため、お客様が実際に打つ表記を一通り登録しておきましょう。無料の範囲ではチャットタグは合計5個(1チャットにつき1個)、ノートは1チャットにつき1件、チャット履歴は6か月です。OAチャットパッケージ(月555バーツ+VAT)を契約すると、タグ300個(1チャット30個まで)、1チャットにつきノート1,000件、履歴5年に拡大し、AI Chatbot(Beta)も使えます(業種によっては対象外)。

MyCustomer | CRM(LINEタイ)

おすすめ: LINE上でポイントカードや会員ランクを運用したい小売店や飲食店。

LINEタイ純正の会員システムです。会員登録と同時にLINE OAの友だちになり、電話番号、QRコード、デリバリー注文用のQRコードステッカーでポイントを付与できます。LINE SHOPPINGでの購入には自動でポイントが付き、累計ポイントから会員ランクを計算し、購入額で顧客を分類し、ギフトバウチャーや特典を発行できます。顧客データのインポート・エクスポートに対応し、POSでのポイント管理にはLINE MINI Eatsの申し込みが必要です。料金は月369バーツ+VATで、プロプランには含まれ、30日間の無料トライアルがあります(MyCustomer | CRM)。

ReadyPlanet(R-CRM、R-ChatCenter、R-Chatbot)

おすすめ: リード、見積もり、チャットをタイ企業の一つのシステムでまとめたい営業チーム。

  • R-CRMはリードと顧客アカウント、営業パイプラインと活動、見積書・請求書を管理し、R-Insightsでのレポート、CSVインポート、Facebookリード広告との連携に対応します。14日間の無料トライアルがあります(R-CRM)。2026年10月時点で公開された料金表は見つからなかったため、ReadyPlanetに見積もりを依頼してください。
  • R-ChatCenterはWebサイトのチャット、LINE OA、Messenger、Instagramを一つの受信箱にまとめ、ラベル、あいさつ・営業時間外の自動返信、定型文、LINEグループチャットへの参加、チャットからR-CRMのリード作成ができます。Readyplanet Management Platform(RMP)の全パッケージに含まれ、Premium年9,500バーツ、Gold年15,000バーツ、Platinum年31,500バーツです(VAT 7%別、R-ChatCenter)。
  • R-Chatbotは、自社で登録したQ&Aをもとに生成AIでLINE OA、Messenger、Webチャットに回答します。Starter年59,000バーツ(月約1,000回答)、Professional年119,000バーツ(約2,000)、Enterprise年239,000バーツ(約4,000)で、VATとRMPパッケージは別です(R-Chatbot)。

Zwiz.ai

おすすめ: 複数のSNSでチャットやコメントを受けるネットショップで、タイ語のAIチャットボットが欲しい場合。

Zwiz.aiはFacebook、Instagram、LINE、TikTok、WhatsAppのチャットとコメントに自動で返信し、管理者とボットの併用、顧客への配信、自動タグ付け、AIによるチャット要約、売上やチャット時間帯のレポートに対応します。リッチメニュー作成機能、予約システム(Zerva)、ポイントシステム(ZRMZ)もあります。トップページには「月500バーツから」と無料トライアルの案内があり、料金ページには予約やポイントを組み合わせた年間セットが年28,500バーツから掲載されています(Zwiz.ai、料金)。

Zaapi

おすすめ: LINEなど複数のアプリでチャット販売をしていて、チームで受信箱を共有したい場合。

ZaapiのLINE連携には、権限設定と担当割り当てができる共有受信箱、よくある質問に答えるAIエージェント、反応データ付きの配信、行動タグ、同期された顧客プロフィールがあります(Zaapi for LINE)。タイ語の料金ページにはBasic、Pro、Advanced、Enterpriseの各プランがあり、月額か年額、3ユーザー込み、VAT 7%別です。AIの返信には別途トークンの購入が必要で、担当割り当て・ラベル・ウェルカムメッセージ・フロービルダーなどの自動化はProからです(料金)。

Crescendo Lab MAAC

おすすめ: マーケティングチームを持ち、データに基づくセグメントとジャーニーを設計したい大手ブランド。

MAACには、購入可能性と離反リスクを予測するAI Smart Segmentation、類似セグメント、顧客の行動に応じて変わるダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSをまたぐ自動ジャーニー、カートリマインダー、LINEが未読のときのSMS切り替えがあります。CAACモジュールでは360°の顧客プロフィール付きのマルチチャネル受信箱が加わります(MAAC)。タイ語の料金ページにはGrowth、Scale、Professional、Enterpriseの4プランが価格なしで掲載され、デモか見積もりの依頼が必要です(料金)。

Omnichat

おすすめ: 複数の国でLINEとWhatsAppやWeChatを並行して運用するブランド。

OmnichatはWhatsApp、Instagram、Messenger、LINE、WeChat、Webチャットを一つにまとめ、配信、クーポン、インタラクティブなゲーム、自動タグ付けに対応し、LINE Biz-Solutions Tech Partnerのバッジを掲げています(Omnichat)。サイトには香港、台湾、日本、東南アジア(英語)の各版がありますが、タイ語版はありません。プランは連絡先数とユーザー数で決まり、年額の見積もり制で、14日間のトライアルがあります。LINEのメッセージ料金は含まれません(料金)。

LineBot.pro

おすすめ: 月額契約なしで、LINEにそのまま使える画像と、確実に答えるキーワードボットが欲しい小規模チーム。

  • AIでコンテンツ制作: 作りたいものを入力すると、リッチメニュー(画像とタップ領域、1〜6ボタン、2500×843または2500×1686)、リッチメッセージ(画像・テキスト・ボタンのFlexバブル)、バナーを生成し、PNG/JPEGとJSONをダウンロードできます。リッチメニューはLINE OA Managerにご自身でアップロードします(アプリからLINEへの公開には対応していません)。生成に失敗したらクレジットは返還されます。
  • キーワードボット: 意図を最大8つ、それぞれキーワードを最大15個設定でき、各意図は承認済みのリッチメッセージで返信します。キーワード応答はクレジット不要です。キーワードに当てはまらないメッセージはAIに振り分けさせることもでき(1件1クレジット、確信度85%以上のときだけ、1日の上限あり)、AIが自分で回答を書くことはありません。「แอดมิน」などの引き継ぎワードが届くと、そのお客様への自動応答は止まります。
  • キャンペーン配信: AIで作ったリッチメッセージを全友だち、または貼り付けたLINEユーザーIDのリストに、すぐに、または日時指定で配信できます。配信にクレジットはかからず、LINEの月間通数が適用されます。
  • 対応していないこと: 顧客データベースやCRM、タグとセグメント、開封・クリックの分析、ステップ(ドリップ)配信、予約やポイント。

リッチメニューは10クレジット、リッチメッセージは8クレジット、バナーは8クレジットです。新規登録で50クレジットが無料で付与され、その後は買い切りのクレジットパックです。月額契約はなく、クレジットに有効期限もありません(料金)。

Messaging APIで自社開発

おすすめ: 在庫、予約、ディーラー管理システム、会員データベースなど、自社のシステムと連動する業務フロー。

開発者がLINE公式SDKでWebhookサーバーを書き、署名を検証し、管理画面を作ります。まずはLINEチャットボット開発チュートリアルと@line/bot-sdkのExpressミドルウェア解説から。開発をご依頼いただく場合はLINE開発サービスをご覧ください。

料金(2026年10月時点・バーツ)

費用は2つに分かれます。どのツールを使っても同じLINEの月額プランと、ツール自体の料金です。

1. LINEのプラン(LINEタイ公式、VAT 7%別):

プラン月額無料メッセージ通数追加メッセージ
フリー0バーツ300通不可
ベーシック1,280バーツ15,000通1通0.10バーツ
プロ1,780バーツ35,000通1通0.06バーツ

カウントされるのは店舗側から送るメッセージで、一斉配信、絞り込み配信、ステップ配信、Messaging APIのpush・multicast・broadcastが該当します。友だち2,000人への1回の配信は2,000通です。チャットでの返信、あいさつメッセージ、自動応答、Reply APIはカウントされません。日本と台湾のプランはLINE公式アカウント料金ガイドをご覧ください。

2. ツールの料金:

ツール料金体系公開価格(2026年10月時点)
LINE OA Manager標準搭載0バーツ
OAチャットパッケージ月額555バーツ+VAT
MyCustomer | CRM月額369バーツ+VAT、プロは込み
ReadyPlanet R-ChatCenterRMPパッケージ(年額)年9,500バーツ+VATから
ReadyPlanet R-Chatbot年額年59,000バーツ+VATから、別途RMP
ReadyPlanet R-CRM要問い合わせ14日間無料トライアル
Zwiz.ai月額、または年間セット月500バーツから、年間セットは28,500バーツから
Zaapi月額または年額、3ユーザー込み料金ページを参照、+VAT
Crescendo Lab MAAC見積もりデモを依頼
Omnichat年額の見積もり制14日間トライアル、LINE料金は別
LineBot.pro買い切りクレジットパック無料50クレジット、リッチメニュー10クレジット、配信は0クレジット
自社開発プロジェクト単位開発工数とサーバー費用

例: 友だち3,000人の自動車ディーラーが月2回配信すると6,000通になり、どのツールを選んでもベーシックプラン(1,280バーツ+VAT=月1,369.60バーツ)が必要です。ツールの料金はこれに上乗せされますが、お客様の質問へのキーワード応答は無料のままです。

業種別のおすすめ

業種よくあるニーズ検討したいツール
飲食店・カフェメニュー、予約、デリバリーへのリンク、営業時間、ポイントLINE OA Managerに、リッチメニューとキーワード応答はLineBot.pro、ポイントはMyCustomer | CRM
ネットショップLINE・Facebook・Instagramのチャット、販促受信箱はZwiz.aiかZaapi、販促カードと予約配信はLineBot.pro
美容サロン・スパ・クリニック予約、料金表、再来店Zwiz.aiの予約セットか独自の予約システム、リッチメニューはLineBot.pro。健康情報は要配慮
自動車ディーラー・サービス工場試乗、点検予約、車種別の価格、リードの追客6ボタンのリッチメニューと24時間のキーワード応答はLineBot.pro、リード管理はReadyPlanet R-CRMなどの営業CRM
データチームのある大手ブランドセグメント、ジャーニー、複数チャネルCrescendo Lab MAAC、Omnichat
自社システムがある企業在庫・予約・会員データとの連携Messaging APIで自社開発

自動車ディーラーの実践的な設定例

お客様の質問は一日中ほぼ同じです。この車種はいくらか、今月のキャンペーンは何か、試乗はいつできるか、サービス工場は何時までか。タイのショールームに合う構成の例です。

  • 6ボタンのリッチメニュー: 試乗予約、点検予約、キャンペーン、新型車、ローン・保険、営業担当に連絡。各ボタンは自社のフォームやページを開くか、ボットが答えるテキストを送ります。
  • キーワード応答: 車種名、「ราคา」(価格)、「ผ่อน」(分割払い)、「ดาวน์」(頭金)、「เช็กระยะ」(定期点検)、店舗名などに、承認済みのカードで回答します。
  • 引き継ぎワード: 「เซลล์」(営業)や「แอดมิน」で担当者に切り替わり、ボットは止まります。
  • パイプラインはCRMで: LINEはリード管理の仕組みではありません。リード、見積もり、追客の記録は営業CRMで管理しましょう。

ショールームとサービス工場向けのアイデアは自動車ディーラー向けLINE活用をご覧ください。

自社開発かツール導入か

次の3つがすべて当てはまる場合だけ、自社開発を選びましょう。

  1. 業務が自社データ(在庫、予約、ディーラーシステム)に依存していて、連携できる既製品がない。
  2. 構築し、公開後も運用を続けられる開発者がいる。
  3. LINEプラットフォームの変更に自分たちで追随できる。たとえばLINE Notifyは2025年3月31日に終了し、通知をMessaging APIへ移す必要がありました。

それ以外はツールを導入し、時間はコンテンツと回答づくりに使いましょう。どちらの場合も確認したい点:

  • Webhookは1チャネルに1つ。 チャットのイベントを受け取れるシステムは1つなので、中継の仕組みがない限り、自社開発のボットとSaaSのボットを同じチャネルで同時に動かすことはできません。
  • 署名検証をすべてのWebhookリクエストで行い、チャネルアクセストークンをコードリポジトリに置かないこと。
  • APIでのリッチメニュー設定: LINE OA Managerにないレイアウト(5ボタン:2+3など)が必要な場合。
  • 保守の担い手: 開発者が抜けた後に誰が面倒を見るか。

中間案として、定番の部分はツールで済ませ、自社固有の業務だけを個別開発やLINEミニアプリ・LIFFアプリで作る方法もあります。

顧客データ・CRM・分析

ツールの差が最も大きいのは、顧客について何を記録できるかです。

ツール保存されるもの
LINE OA Managerチャット(無料で6か月、OAチャットパッケージで5年)、チャットタグとノート、友だちとメッセージの分析データ
MyCustomer | CRM会員、ポイント、ランク、購入額(インポート・エクスポート可)
ReadyPlanet R-CRMリード、顧客アカウント、商談ステージ、活動、見積もり
Zwiz.ai、Zaapi、Omnichat受信箱内の顧客プロフィール、タグ、チャット履歴
Crescendo Lab MAAC360°の顧客プロフィールとAIセグメント
LineBot.pro生成したコンテンツ、ボットの設定、配信履歴(配信状況、友だち数、月間通数)。顧客データベース、タグ、開封・クリックの計測はなし
自社開発自社データベースに保存するものすべて

LINEで顧客データを扱うときの前提が2つあります。

  • ユーザーIDはプロバイダーごと。 同じ人でも別の会社のプロバイダーでは別のLINEユーザーIDになるため、他所のリストは照合できず、購入したリストは使えません。
  • 起点はWebhook。 友だち追加、ブロック、メッセージ、ポストバックのイベントは1つのWebhook URLに届き、それを受け取るシステムがデータを持つことになります。

タイのPDPAでは、事業者がデータ管理者です。何を収集するかをお客様に伝え、マーケティングに使う前に同意を取り、各社のデータ保存場所とデータ処理契約の可否を確認しましょう。タイ・日本・台湾のLINE純正CRMについてはLINE CRMガイドで解説しています。

よくある質問

Q: 2026年、タイで最適なLINE OA自動化ツールは何ですか?

まずは全アカウントに無料で付いているLINE OA Managerから始めます。そのうえで足りない部分を追加します。ポイントならMyCustomer | CRM(月369バーツ、プロプランは込み)、共有受信箱とチャットボットならZwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenter、大手ブランドのマーケティングオートメーションならCrescendo Lab MAACやOmnichat、AIで作るリッチメニュー・リッチメッセージとキーワードボット、配信を従量課金で使うならLineBot.proです。

Q: ReadyPlanetのLINE OA管理はいくらですか?

LINE OAに対応した受信箱R-ChatCenterは、Readyplanet Management Platformの全パッケージに含まれ、Premiumで年9,500バーツから(VAT別)です。R-Chatbotは月約1,000回答で年59,000バーツからで、別途RMPパッケージが必要です。営業CRMのR-CRMは14日間の無料トライアルがあり、料金は要問い合わせです。いずれも2026年10月時点の情報です。

Q: Crescendo Lab(MAAC)のタイでの料金は?

Crescendo Labは料金を公開していません。タイ語の料金ページにはGrowth、Scale、Professional、Enterpriseの4プランがあり、いずれもデモか見積もりの依頼後に価格が決まります。MAACの強みはAIセグメント、ダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSをまたぐジャーニーです。

Q: タイの自動車ディーラーにはどのツールが合いますか?

多くのディーラーに必要なのは、LINEでの素早い回答と、リードを追うパイプラインの2つです。前者は6ボタンのリッチメニューと、車種名・価格・点検予約のキーワード応答で対応でき、LineBot.proで両方を作れます。後者はReadyPlanet R-CRMなどの営業CRMが担います。詳しくは自動車ディーラー向けLINE活用をご覧ください。

Q: 無料で使えるLINE OA自動化ツールはありますか?

あります。LINE OA Managerは無料で、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、メッセージ通数の範囲内での配信が使えます。LineBot.proは登録時に50クレジットが無料(カード登録不要)、ReadyPlanet R-CRM、Zwiz.ai、Omnichatには無料トライアルがあります。

Q: ツールの料金にLINEのメッセージ料金は含まれますか?

含まれません。LINEのプランは別請求で、月300通まで無料、15,000通で1,280バーツ、35,000通で1,780バーツ(VAT別)です。OmnichatはLINE料金が含まれないと明記しており、LineBot.proも配信時のクレジットは0ですが、配信はすべてLINEの通数にカウントされます。


次のステップ:

キーワード自動応答を設定する

話題ごとにキーワードを決めると、承認済みのリッチメッセージでボットが24時間応答します。キーワード応答にクレジットはかかりません。

無料で始める(50クレジット付き)

カード登録不要。クレジットは無期限です。

専門家にアカウントを見てもらいたい場合は LINE公式アカウント診断(฿2,500)

LineBot.proについて

LineBot.proは、LINE公式アカウント向けのAIツールです。リッチメニュー、リッチメッセージ、バナーの作成、一斉配信、キーワードによる自動応答に対応しています。本記事はLINE Messaging APIの実務経験をもとに、当チームが執筆しています。