結論:用途で選ぶ
タイで最適なLINE公式アカウント(LINE OA)の自動化ツールは、目的によって変わります。全アカウントに無料で付いているLINE OA Managerだけで、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信まではすでにできます。ポイントや会員ランクが必要ならLINEタイ純正のMyCustomer | CRM(月369バーツ、プロプランには込み)を追加します。LINE・Facebook・Instagramのチャットをチームで返すなら、Zwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenterのような統合受信箱が候補です。データを活用する大手ブランドはCrescendo Lab MAACやOmnichatを検討します。AIでリッチメニューやリッチメッセージを作り、キーワードボットと配信を従量課金で使いたいならLineBot.proが合います。どのツールを選んでも、LINEのメッセージ料金(月0・1,280・1,780バーツ+VAT)は別途かかります。
| 主な目的 | 候補 | 料金体系(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 基本機能:リッチメニュー、あいさつ、キーワード応答、配信 | LINE OA Manager | LINEの全プランに無料で付属 |
| ポイント、会員ランク、ギフトバウチャー | MyCustomer | CRM(LINEタイ) | 月369バーツ+VAT、プロプランは込み |
| LINE・Facebook・Instagramの統合受信箱とチャットボット | Zwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenter | 月額または年額 |
| リードや見積もりを管理する営業CRM | ReadyPlanet R-CRM | 要問い合わせ、14日間無料トライアル |
| 大手向けのAIセグメントとマルチチャネルのジャーニー | Crescendo Lab MAAC、Omnichat | 見積もりまたはデモ |
| AIで作るリッチメニュー・リッチメッセージ、キーワードボット、配信 | LineBot.pro | 従量課金のクレジット、月額なし |
| 既製品にない独自の業務フロー | Messaging APIで自社開発 | 開発工数 |
本記事を公開しているのは、比較対象の一つであるLineBot.proの開発元です。他社ツールの情報は2026年10月に各社の公式サイトで確認したもので、出典をリンクしています。料金や機能は変わることがあるため、導入前に必ず各社にご確認ください。
選ぶ前に比べるべきポイント
機能の数で比べがちですが、次の7つの質問で候補を絞るほうが早く決まります。
- LINE OA Managerで足りないことは何か。 リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信と絞り込み配信、ステップ配信、クーポン、ショップカードは、どのLINE OAにもツール費用なしで付いています。有料ツールは本当に足りない部分を埋めるときだけで十分です。
- 誰がチャットに返信するか。 オーナーがスマホで返すのか、LINE・Facebook・Instagramをチームで分担するのか。チームなら担当割り当てと権限設定ができる受信箱が必要です。
- ボットはどう答えるか。 生成AIに返答を書かせるツールもあれば、承認済みの回答だけを送るツールもあります。価格、在庫、お金、健康に関する質問では、承認済みの回答のほうが安全です。
- 顧客データが必要か。 ポイント・会員管理、営業パイプライン、AIセグメントは、それぞれ別のCRMの仕事です。何が保存され、エクスポートできるかを確認しましょう。
- 画像は誰が作るか。 リッチメニューは正確なサイズ(2500×1686または2500×843)とタップ領域が必要です。リッチメニューのサイズガイドをご覧ください。
- どのように課金されるか。 ユーザー単位の月額、年間契約、見積もりのみ、従量課金のいずれか。VAT 7%が別の場合は加算し、LINEのメッセージ料金も別にかかることを忘れずに。
- Webhookを誰が持つか。 Messaging APIのチャネルに設定できるWebhook URLは1つなので、実際にチャットのイベントを受け取れるボット基盤は1つです。まずそれを決め、各社に顧客データの保存場所と、タイのPDPAに沿ったデータ処理契約(DPA)を結べるかを確認しましょう。
ツール別の比較
| ツール | 種類 | LINE OAでの主な機能(各社サイトより) | 料金(2026年10月時点) |
|---|---|---|---|
| LINE OA Manager | LINE OAに標準搭載 | リッチメニュー、あいさつ、キーワード応答、絞り込み配信を含む配信、ステップ配信、クーポン、ショップカード、分析、チャットタグ | 無料。メッセージプランは0/1,280/1,780バーツ+VAT |
| MyCustomer | CRM | LINEタイのオプション | オンライン会員、電話番号・QRコードでのポイント付与、会員ランク、購入額での分類、ギフトバウチャー、特典、インポート・エクスポート | 月369バーツ+VAT。プロプランは込み |
| ReadyPlanet | タイの営業CRMとチャット受信箱 | R-CRMのリード・パイプライン・見積もり、R-ChatCenterでWebサイト・LINE OA・Messenger・Instagramを統合、R-Chatbotの生成AI応答 | R-ChatCenterは全RMPパッケージに含まれ年9,500バーツから、R-Chatbotは年59,000バーツから、R-CRMは要問い合わせ(+VAT) |
| Zwiz.ai | タイのAIチャットボットと受信箱 | LINE・Facebook・Instagram・TikTok・WhatsAppのチャットとコメントへの自動返信、配信、自動タグ、売上レポート、予約・ポイントの追加機能 | 月500バーツから。年間セットは28,500バーツから |
| Zaapi | 統合受信箱 | 共有受信箱、LINE配信、AIチャットボット、タグ、上位プランで自動化 | 月額または年額、3ユーザー込み、+VAT |
| Crescendo Lab MAAC | ブランド向けマーケティングオートメーション | AIセグメント(購入可能性・離反リスク)、類似セグメント、ダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSのジャーニー、SMSへの切り替え | 4プラン、見積もりまたはデモ |
| Omnichat | 統合受信箱とマーケティング | LINE・WhatsApp・Instagram・Messenger・WeChatの受信箱、配信、クーポン、ゲーム、自動タグ | 年額の見積もり制、LINEの料金は含まない |
| LineBot.pro | AIコンテンツとキーワードボット | AIによるリッチメニュー・リッチメッセージ・バナー、AI振り分け付きキーワードボット、即時・予約配信 | 無料クレジット50、以降は買い切りクレジットパック |
| 自社開発 | 自社のコード | Messaging APIでできることすべて | 開発工数とサーバー費用 |
LINE OA Manager(標準機能)
おすすめ: すべてのLINE OAの出発点として。
タイのLINE OAには、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、予約配信と絞り込み配信、ステップ配信、クーポン、ショップカード、分析機能が標準で付いています。LINEのマニュアルによると、キーワード応答はメッセージがキーワードと完全に一致したときだけ反応するため、お客様が実際に打つ表記を一通り登録しておきましょう。無料の範囲ではチャットタグは合計5個(1チャットにつき1個)、ノートは1チャットにつき1件、チャット履歴は6か月です。OAチャットパッケージ(月555バーツ+VAT)を契約すると、タグ300個(1チャット30個まで)、1チャットにつきノート1,000件、履歴5年に拡大し、AI Chatbot(Beta)も使えます(業種によっては対象外)。
MyCustomer | CRM(LINEタイ)
おすすめ: LINE上でポイントカードや会員ランクを運用したい小売店や飲食店。
LINEタイ純正の会員システムです。会員登録と同時にLINE OAの友だちになり、電話番号、QRコード、デリバリー注文用のQRコードステッカーでポイントを付与できます。LINE SHOPPINGでの購入には自動でポイントが付き、累計ポイントから会員ランクを計算し、購入額で顧客を分類し、ギフトバウチャーや特典を発行できます。顧客データのインポート・エクスポートに対応し、POSでのポイント管理にはLINE MINI Eatsの申し込みが必要です。料金は月369バーツ+VATで、プロプランには含まれ、30日間の無料トライアルがあります(MyCustomer | CRM)。
ReadyPlanet(R-CRM、R-ChatCenter、R-Chatbot)
おすすめ: リード、見積もり、チャットをタイ企業の一つのシステムでまとめたい営業チーム。
- R-CRMはリードと顧客アカウント、営業パイプラインと活動、見積書・請求書を管理し、R-Insightsでのレポート、CSVインポート、Facebookリード広告との連携に対応します。14日間の無料トライアルがあります(R-CRM)。2026年10月時点で公開された料金表は見つからなかったため、ReadyPlanetに見積もりを依頼してください。
- R-ChatCenterはWebサイトのチャット、LINE OA、Messenger、Instagramを一つの受信箱にまとめ、ラベル、あいさつ・営業時間外の自動返信、定型文、LINEグループチャットへの参加、チャットからR-CRMのリード作成ができます。Readyplanet Management Platform(RMP)の全パッケージに含まれ、Premium年9,500バーツ、Gold年15,000バーツ、Platinum年31,500バーツです(VAT 7%別、R-ChatCenter)。
- R-Chatbotは、自社で登録したQ&Aをもとに生成AIでLINE OA、Messenger、Webチャットに回答します。Starter年59,000バーツ(月約1,000回答)、Professional年119,000バーツ(約2,000)、Enterprise年239,000バーツ(約4,000)で、VATとRMPパッケージは別です(R-Chatbot)。
Zwiz.ai
おすすめ: 複数のSNSでチャットやコメントを受けるネットショップで、タイ語のAIチャットボットが欲しい場合。
Zwiz.aiはFacebook、Instagram、LINE、TikTok、WhatsAppのチャットとコメントに自動で返信し、管理者とボットの併用、顧客への配信、自動タグ付け、AIによるチャット要約、売上やチャット時間帯のレポートに対応します。リッチメニュー作成機能、予約システム(Zerva)、ポイントシステム(ZRMZ)もあります。トップページには「月500バーツから」と無料トライアルの案内があり、料金ページには予約やポイントを組み合わせた年間セットが年28,500バーツから掲載されています(Zwiz.ai、料金)。
Zaapi
おすすめ: LINEなど複数のアプリでチャット販売をしていて、チームで受信箱を共有したい場合。
ZaapiのLINE連携には、権限設定と担当割り当てができる共有受信箱、よくある質問に答えるAIエージェント、反応データ付きの配信、行動タグ、同期された顧客プロフィールがあります(Zaapi for LINE)。タイ語の料金ページにはBasic、Pro、Advanced、Enterpriseの各プランがあり、月額か年額、3ユーザー込み、VAT 7%別です。AIの返信には別途トークンの購入が必要で、担当割り当て・ラベル・ウェルカムメッセージ・フロービルダーなどの自動化はProからです(料金)。
Crescendo Lab MAAC
おすすめ: マーケティングチームを持ち、データに基づくセグメントとジャーニーを設計したい大手ブランド。
MAACには、購入可能性と離反リスクを予測するAI Smart Segmentation、類似セグメント、顧客の行動に応じて変わるダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSをまたぐ自動ジャーニー、カートリマインダー、LINEが未読のときのSMS切り替えがあります。CAACモジュールでは360°の顧客プロフィール付きのマルチチャネル受信箱が加わります(MAAC)。タイ語の料金ページにはGrowth、Scale、Professional、Enterpriseの4プランが価格なしで掲載され、デモか見積もりの依頼が必要です(料金)。
Omnichat
おすすめ: 複数の国でLINEとWhatsAppやWeChatを並行して運用するブランド。
OmnichatはWhatsApp、Instagram、Messenger、LINE、WeChat、Webチャットを一つにまとめ、配信、クーポン、インタラクティブなゲーム、自動タグ付けに対応し、LINE Biz-Solutions Tech Partnerのバッジを掲げています(Omnichat)。サイトには香港、台湾、日本、東南アジア(英語)の各版がありますが、タイ語版はありません。プランは連絡先数とユーザー数で決まり、年額の見積もり制で、14日間のトライアルがあります。LINEのメッセージ料金は含まれません(料金)。
LineBot.pro
おすすめ: 月額契約なしで、LINEにそのまま使える画像と、確実に答えるキーワードボットが欲しい小規模チーム。
- AIでコンテンツ制作: 作りたいものを入力すると、リッチメニュー(画像とタップ領域、1〜6ボタン、2500×843または2500×1686)、リッチメッセージ(画像・テキスト・ボタンのFlexバブル)、バナーを生成し、PNG/JPEGとJSONをダウンロードできます。リッチメニューはLINE OA Managerにご自身でアップロードします(アプリからLINEへの公開には対応していません)。生成に失敗したらクレジットは返還されます。
- キーワードボット: 意図を最大8つ、それぞれキーワードを最大15個設定でき、各意図は承認済みのリッチメッセージで返信します。キーワード応答はクレジット不要です。キーワードに当てはまらないメッセージはAIに振り分けさせることもでき(1件1クレジット、確信度85%以上のときだけ、1日の上限あり)、AIが自分で回答を書くことはありません。「แอดมิน」などの引き継ぎワードが届くと、そのお客様への自動応答は止まります。
- キャンペーン配信: AIで作ったリッチメッセージを全友だち、または貼り付けたLINEユーザーIDのリストに、すぐに、または日時指定で配信できます。配信にクレジットはかからず、LINEの月間通数が適用されます。
- 対応していないこと: 顧客データベースやCRM、タグとセグメント、開封・クリックの分析、ステップ(ドリップ)配信、予約やポイント。
リッチメニューは10クレジット、リッチメッセージは8クレジット、バナーは8クレジットです。新規登録で50クレジットが無料で付与され、その後は買い切りのクレジットパックです。月額契約はなく、クレジットに有効期限もありません(料金)。
Messaging APIで自社開発
おすすめ: 在庫、予約、ディーラー管理システム、会員データベースなど、自社のシステムと連動する業務フロー。
開発者がLINE公式SDKでWebhookサーバーを書き、署名を検証し、管理画面を作ります。まずはLINEチャットボット開発チュートリアルと@line/bot-sdkのExpressミドルウェア解説から。開発をご依頼いただく場合はLINE開発サービスをご覧ください。
料金(2026年10月時点・バーツ)
費用は2つに分かれます。どのツールを使っても同じLINEの月額プランと、ツール自体の料金です。
1. LINEのプラン(LINEタイ公式、VAT 7%別):
| プラン | 月額 | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| フリー | 0バーツ | 300通 | 不可 |
| ベーシック | 1,280バーツ | 15,000通 | 1通0.10バーツ |
| プロ | 1,780バーツ | 35,000通 | 1通0.06バーツ |
カウントされるのは店舗側から送るメッセージで、一斉配信、絞り込み配信、ステップ配信、Messaging APIのpush・multicast・broadcastが該当します。友だち2,000人への1回の配信は2,000通です。チャットでの返信、あいさつメッセージ、自動応答、Reply APIはカウントされません。日本と台湾のプランはLINE公式アカウント料金ガイドをご覧ください。
2. ツールの料金:
| ツール | 料金体系 | 公開価格(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| LINE OA Manager | 標準搭載 | 0バーツ |
| OAチャットパッケージ | 月額 | 555バーツ+VAT |
| MyCustomer | CRM | 月額 | 369バーツ+VAT、プロは込み |
| ReadyPlanet R-ChatCenter | RMPパッケージ(年額) | 年9,500バーツ+VATから |
| ReadyPlanet R-Chatbot | 年額 | 年59,000バーツ+VATから、別途RMP |
| ReadyPlanet R-CRM | 要問い合わせ | 14日間無料トライアル |
| Zwiz.ai | 月額、または年間セット | 月500バーツから、年間セットは28,500バーツから |
| Zaapi | 月額または年額、3ユーザー込み | 料金ページを参照、+VAT |
| Crescendo Lab MAAC | 見積もり | デモを依頼 |
| Omnichat | 年額の見積もり制 | 14日間トライアル、LINE料金は別 |
| LineBot.pro | 買い切りクレジットパック | 無料50クレジット、リッチメニュー10クレジット、配信は0クレジット |
| 自社開発 | プロジェクト単位 | 開発工数とサーバー費用 |
例: 友だち3,000人の自動車ディーラーが月2回配信すると6,000通になり、どのツールを選んでもベーシックプラン(1,280バーツ+VAT=月1,369.60バーツ)が必要です。ツールの料金はこれに上乗せされますが、お客様の質問へのキーワード応答は無料のままです。
業種別のおすすめ
| 業種 | よくあるニーズ | 検討したいツール |
|---|---|---|
| 飲食店・カフェ | メニュー、予約、デリバリーへのリンク、営業時間、ポイント | LINE OA Managerに、リッチメニューとキーワード応答はLineBot.pro、ポイントはMyCustomer | CRM |
| ネットショップ | LINE・Facebook・Instagramのチャット、販促 | 受信箱はZwiz.aiかZaapi、販促カードと予約配信はLineBot.pro |
| 美容サロン・スパ・クリニック | 予約、料金表、再来店 | Zwiz.aiの予約セットか独自の予約システム、リッチメニューはLineBot.pro。健康情報は要配慮 |
| 自動車ディーラー・サービス工場 | 試乗、点検予約、車種別の価格、リードの追客 | 6ボタンのリッチメニューと24時間のキーワード応答はLineBot.pro、リード管理はReadyPlanet R-CRMなどの営業CRM |
| データチームのある大手ブランド | セグメント、ジャーニー、複数チャネル | Crescendo Lab MAAC、Omnichat |
| 自社システムがある企業 | 在庫・予約・会員データとの連携 | Messaging APIで自社開発 |
自動車ディーラーの実践的な設定例
お客様の質問は一日中ほぼ同じです。この車種はいくらか、今月のキャンペーンは何か、試乗はいつできるか、サービス工場は何時までか。タイのショールームに合う構成の例です。
- 6ボタンのリッチメニュー: 試乗予約、点検予約、キャンペーン、新型車、ローン・保険、営業担当に連絡。各ボタンは自社のフォームやページを開くか、ボットが答えるテキストを送ります。
- キーワード応答: 車種名、「ราคา」(価格)、「ผ่อน」(分割払い)、「ดาวน์」(頭金)、「เช็กระยะ」(定期点検)、店舗名などに、承認済みのカードで回答します。
- 引き継ぎワード: 「เซลล์」(営業)や「แอดมิน」で担当者に切り替わり、ボットは止まります。
- パイプラインはCRMで: LINEはリード管理の仕組みではありません。リード、見積もり、追客の記録は営業CRMで管理しましょう。
ショールームとサービス工場向けのアイデアは自動車ディーラー向けLINE活用をご覧ください。
自社開発かツール導入か
次の3つがすべて当てはまる場合だけ、自社開発を選びましょう。
- 業務が自社データ(在庫、予約、ディーラーシステム)に依存していて、連携できる既製品がない。
- 構築し、公開後も運用を続けられる開発者がいる。
- LINEプラットフォームの変更に自分たちで追随できる。たとえばLINE Notifyは2025年3月31日に終了し、通知をMessaging APIへ移す必要がありました。
それ以外はツールを導入し、時間はコンテンツと回答づくりに使いましょう。どちらの場合も確認したい点:
- Webhookは1チャネルに1つ。 チャットのイベントを受け取れるシステムは1つなので、中継の仕組みがない限り、自社開発のボットとSaaSのボットを同じチャネルで同時に動かすことはできません。
- 署名検証をすべてのWebhookリクエストで行い、チャネルアクセストークンをコードリポジトリに置かないこと。
- APIでのリッチメニュー設定: LINE OA Managerにないレイアウト(5ボタン:2+3など)が必要な場合。
- 保守の担い手: 開発者が抜けた後に誰が面倒を見るか。
中間案として、定番の部分はツールで済ませ、自社固有の業務だけを個別開発やLINEミニアプリ・LIFFアプリで作る方法もあります。
顧客データ・CRM・分析
ツールの差が最も大きいのは、顧客について何を記録できるかです。
| ツール | 保存されるもの |
|---|---|
| LINE OA Manager | チャット(無料で6か月、OAチャットパッケージで5年)、チャットタグとノート、友だちとメッセージの分析データ |
| MyCustomer | CRM | 会員、ポイント、ランク、購入額(インポート・エクスポート可) |
| ReadyPlanet R-CRM | リード、顧客アカウント、商談ステージ、活動、見積もり |
| Zwiz.ai、Zaapi、Omnichat | 受信箱内の顧客プロフィール、タグ、チャット履歴 |
| Crescendo Lab MAAC | 360°の顧客プロフィールとAIセグメント |
| LineBot.pro | 生成したコンテンツ、ボットの設定、配信履歴(配信状況、友だち数、月間通数)。顧客データベース、タグ、開封・クリックの計測はなし |
| 自社開発 | 自社データベースに保存するものすべて |
LINEで顧客データを扱うときの前提が2つあります。
- ユーザーIDはプロバイダーごと。 同じ人でも別の会社のプロバイダーでは別のLINEユーザーIDになるため、他所のリストは照合できず、購入したリストは使えません。
- 起点はWebhook。 友だち追加、ブロック、メッセージ、ポストバックのイベントは1つのWebhook URLに届き、それを受け取るシステムがデータを持つことになります。
タイのPDPAでは、事業者がデータ管理者です。何を収集するかをお客様に伝え、マーケティングに使う前に同意を取り、各社のデータ保存場所とデータ処理契約の可否を確認しましょう。タイ・日本・台湾のLINE純正CRMについてはLINE CRMガイドで解説しています。
よくある質問
Q: 2026年、タイで最適なLINE OA自動化ツールは何ですか?
まずは全アカウントに無料で付いているLINE OA Managerから始めます。そのうえで足りない部分を追加します。ポイントならMyCustomer | CRM(月369バーツ、プロプランは込み)、共有受信箱とチャットボットならZwiz.ai、Zaapi、ReadyPlanet R-ChatCenter、大手ブランドのマーケティングオートメーションならCrescendo Lab MAACやOmnichat、AIで作るリッチメニュー・リッチメッセージとキーワードボット、配信を従量課金で使うならLineBot.proです。
Q: ReadyPlanetのLINE OA管理はいくらですか?
LINE OAに対応した受信箱R-ChatCenterは、Readyplanet Management Platformの全パッケージに含まれ、Premiumで年9,500バーツから(VAT別)です。R-Chatbotは月約1,000回答で年59,000バーツからで、別途RMPパッケージが必要です。営業CRMのR-CRMは14日間の無料トライアルがあり、料金は要問い合わせです。いずれも2026年10月時点の情報です。
Q: Crescendo Lab(MAAC)のタイでの料金は?
Crescendo Labは料金を公開していません。タイ語の料金ページにはGrowth、Scale、Professional、Enterpriseの4プランがあり、いずれもデモか見積もりの依頼後に価格が決まります。MAACの強みはAIセグメント、ダイナミックリッチメニュー、LINE・メール・SMSをまたぐジャーニーです。
Q: タイの自動車ディーラーにはどのツールが合いますか?
多くのディーラーに必要なのは、LINEでの素早い回答と、リードを追うパイプラインの2つです。前者は6ボタンのリッチメニューと、車種名・価格・点検予約のキーワード応答で対応でき、LineBot.proで両方を作れます。後者はReadyPlanet R-CRMなどの営業CRMが担います。詳しくは自動車ディーラー向けLINE活用をご覧ください。
Q: 無料で使えるLINE OA自動化ツールはありますか?
あります。LINE OA Managerは無料で、リッチメニュー、あいさつメッセージ、キーワード応答、メッセージ通数の範囲内での配信が使えます。LineBot.proは登録時に50クレジットが無料(カード登録不要)、ReadyPlanet R-CRM、Zwiz.ai、Omnichatには無料トライアルがあります。
Q: ツールの料金にLINEのメッセージ料金は含まれますか?
含まれません。LINEのプランは別請求で、月300通まで無料、15,000通で1,280バーツ、35,000通で1,780バーツ(VAT別)です。OmnichatはLINE料金が含まれないと明記しており、LineBot.proも配信時のクレジットは0ですが、配信はすべてLINEの通数にカウントされます。
次のステップ:
- 無料クレジットでAIでリッチメニューを作る
- キーワード応答を設定する(無料のシミュレーターで試せます)
- タイ中小企業のLINE公式アカウント自動化ガイドで全体の計画を立てる
- LINE公式アカウントの自動応答例文の言い回しを参考にする
- LINE公式アカウントの料金ガイドでプランを比べる



