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車検DM(はがき)をLINEに置き換える|整備工場の集客術

車検案内のはがきDMをLINE公式アカウントに置き換える方法を、整備工場向けに解説します。郵便料金との費用比較、友だちの集め方、入庫予約につながるリッチメニューと自動応答、チャットタグを使った車検・点検の案内、配信カレンダー、そのまま使える案内文まで紹介します。

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車検DM(はがき)をLINEに置き換える|整備工場の集客術

#車検DM(はがき)をLINEに置き換えるとは

車検DMをLINEに置き換えるとは、満了日の前に郵送していた車検案内のはがきを、LINE公式アカウントのメッセージに切り替えることです。郵便料金(通常はがき1通85円)がかからず、メッセージのボタンからそのまま入庫予約へ進めます。ただし届くのは友だち追加してくれたお客様だけなので、はがきと併用しながら少しずつ切り替えるのが現実的です。

この記事は、整備工場、ディーラー工場、車検専門店、板金塗装、タイヤ・洗車の各店舗向けです。リッチメニューや自動応答の具体的な設定例は整備工場・車検のLINE公式アカウント活用にまとめています。

はがきDMLINE公式アカウント
1通あたりの費用郵便料金85円+印刷費(日本郵便)コミュニケーションプランは月200通まで0円。ライトプランは月5,000円で5,000通(税別、2026年10月時点)
届く相手住所が分かるすべてのお客様友だち追加し、ブロックしていないお客様だけ
予約までの動線電話か来店メッセージのボタンから予約フォームへ
反応の確認来店や電話で判断配信ごとの開封数・クリック数をLINE Official Account Managerの分析で確認(少人数の数値は非表示)
修正・取り消し印刷後は難しい予約配信は送信前なら取り消して修正可能

LINEヤフー for Businessのコラムでは、ある自動車ディーラーが顧客管理とLINEを連携するサービス(株式会社クラブネッツの+DIRECT)を使い、マイカー登録した車の車検日の270日前・180日前・90日前に入庫案内を自動配信している事例が紹介されています。取り組み開始から4か月で約48%のユーザーがマイカー登録し、登録者約1,450人分をはがきDM(85円)からLINE(1通3円で試算)に置き換えて118,900円のコスト削減(制作・印刷費は除く)、ブロック率は23.12%から18.52%に下がったとされています(LINEヤフー for Business)。

ここまでの連携がなくても、整備工場ができることは多くあります。以下、開設から再入庫の仕組みまで順に説明します。

#整備工場のLINE公式アカウント 最初の設定

  1. アカウントを開設する。 無料のコミュニケーションプランで始められます。1対1のチャットでの返信や応答メッセージは通数にカウントされません。
  2. アカウント名は検索される言葉で。 工場名+業務+地域。例:「〇〇自動車 車検・整備|△△市」。看板やGoogleマップで見た名前と一致させます。
  3. プロフィール。 営業時間、住所、電話番号、工場の写真。指定工場(民間車検場)かどうかも書いておくと、車検の問い合わせ前に伝わります。
  4. あいさつメッセージ。 対応メニュー、予約方法、そして「ナンバーと車種を送ってください」の一言。お客様からメッセージが届けばトークが始まり、スタッフがチャットで対応できます。
  5. リッチメニュー。 4〜6ボタン(次の章を参照)。
  6. 応答メッセージ(キーワード)。 よくある質問6つ分。
  7. チャットの定型文。 「作業完了」「お引き取り準備完了」の文面をLINE Official Account Managerのチャット設定の「定型文」に登録しておくと、受付が毎回入力せずに済みます(チャットマニュアル)。
  8. 担当と応答時間。 誰がいつトークを見るか、写真付きの見積もり相談に何時間以内に返すかを決めます。

カバー画像・プロフィール画像・リッチメニューをまとめて統一感のあるデザインにしたい場合は、LineBot.proのLINE Pageキットで工場の説明から3点を一度に作れます(25クレジット)。

#お客様に友だち追加してもらう方法

はがきをLINEに置き換えられるのは、友だちになってくれたお客様の分だけです。友だち追加をお願いするのは、お客様がカウンターにいるときがいちばん自然です。

  • 入庫の受付時:「LINEで友だち追加して、ナンバーを送ってください。作業が終わったらLINEでお知らせします」。完了連絡が友だち追加の理由になります。
  • 見積書・請求書・整備記録簿の控え: 合計金額の横にQRコード。
  • 次回点検・オイル交換のステッカー: 次回の距離や日付の横にQRコード。
  • 待合室: QRコードと「予約・見積もり相談はLINEで」の卓上POP。
  • 最後のはがき:「次回からの車検のご案内はLINEでお送りします」とQRコードを印刷。
  • 看板・ホームページ・SNS: 同じQRコードとLINE ID。

友だち追加の特典(次回の洗車無料、ワイパーゴム割引など)も効果的です。LINE Official Account Managerのクーポン機能を使えば、LINEの中で渡せます。

#入庫予約につながるリッチメニュー

リッチメニューはトーク画面の下に固定されるメニューです。予約フォームや料金表がいつでもワンタップで開けるので、何か月も前に送ったリンクを探してもらう必要がありません。ボタンはリンクを開くか、テキストを送ってキーワード応答を呼び出します。

業態おすすめのボタン
整備工場・ディーラー工場車検・点検予約(リンク)・料金の目安(テキスト)・キャンペーン(テキスト)・アクセス(Googleマップ)・営業時間(テキスト)・整備士に相談(テキスト→有人対応)
板金塗装写真で見積もり(テキスト)・保険修理(テキスト)・施工事例(リンク)・来店予約(リンク)・アクセス・担当者と話す
タイヤ専門店タイヤ価格(リンク)・交換予約(リンク)・タイヤ保管(テキスト)・アクセス
洗車・コーティング洗車メニュー(テキスト)・予約(リンク)・コーティング(テキスト)・今月のキャンペーン(テキスト)・アクセス・お問い合わせ(テキスト)

押さえておきたいルール:

  • 6ボタンは大サイズ2500×1686px(3×2)、3ボタンまでならコンパクトな2500×843pxも使えます。
  • LINE Official Account Managerには5ボタンのテンプレートがないため、4か6ボタンを選びます。
  • リッチメニューから直接電話はかけられません。電話は返答カードの「電話する」ボタン、道案内はGoogleマップのリンクで。
  • 予約ボタンは今お使いのもの(Googleフォーム、ホームページの予約ページ、予約システム)を開けば十分です。

設定手順はリッチメニューの作り方、画像とJSONの作成はAIリッチメニュー作成をご覧ください。

#自動応答の設定と、整備士が対応すべき場面

整備工場に届くメッセージの多くは、決まった質問です。そこは自動で返し、整備士の判断が必要な相談に人の時間を使います。

お客様の言葉返す内容
営業時間、定休日、土日営業日・時間、休業日、地図リンク
車検、費用、いくら車種区分ごとの目安と「法定費用は車種や重量で変わります。正式な金額は点検後にご案内します」
見積、料金よくある作業の目安料金と「作業前に必ず金額をご連絡します」
代車、駐車場、引き取り代車の有無、駐車場所、引き取り・納車サービス(ある場合のみ)
保証部品・作業の保証内容
異音、警告灯、オイル漏れ「写真か短い動画、車種と走行距離を送ってください。営業時間内に整備士がこのトークで返信します」

誇張しないための3つのルール:

  1. 自動応答で最終金額を約束しない。 目安と「点検後に正式なお見積り」の一文が、お店とお客様の両方を守ります。
  2. 写真は人が見る。 事故の写真、動画、位置情報は整備士の目が必要です。1日に何度かトークを確認する担当を決めます。
  3. いつでも人に切り替えられるように。 「担当者」「整備士」などの言葉で、そのお客様への自動応答を止められるようにします。

返答文の例はLINE応答メッセージ例文集、このルールで動くキーワードボットはLINEチャットボットで紹介しています。

#車検・点検の案内をLINEで送る3つの方法

1. 季節ごとに全友だちへ一斉配信する。 1〜2月の車検早期予約、冬タイヤ交換、帰省前点検など。いちばん簡単ですが、受信者1人につき1通が月の通数にカウントされます。

2. チャットタグで絞り込み配信する。 トークのあるお客様に「車検1〜3月」のような車検月のタグを付け、チャットタグのオーディエンスを作って、その人たちだけに配信します(オーディエンスマニュアル)。無料のチャット機能ではタグは5個まで・1トークに1個なので、四半期ごとの4つのタグで運用できます。もっと細かく分けたい場合は、チャットProオプション(月3,000円・税別)でタグ300個・1トーク30個まで増やせます(チャットProオプション)。

なお、ステップ配信は「友だち追加」か「オーディエンス」を起点に決まった間隔で送る機能で、配信分は通数にカウントされます(ステップ配信マニュアル)。車検満了日そのものを起点にする機能ではありません。

3. 顧客データと連携して自動で送る。 車検満了日や点検日に合わせて1台ずつ案内するには、顧客データとLINEのMessaging APIを連携し、お客様ごとのLINEユーザーIDに決まった日に送る仕組みが必要です。冒頭のディーラーの事例がこの方法で、個別開発や連携サービスを使います。

案内のきっかけになるもの:

案内根拠・タイミング
車検2025年4月から、有効期間満了日の2か月前から受けても残りの期間が失われません(国土交通省)。案内は2〜3か月前から
12か月点検前回の点検日(自社の記録)
オイル交換前回の交換時の距離・日付
タイヤの履き替え地域の初雪と春の時期

#整備工場の配信カレンダー

時期配信内容ポイント
1〜2月3月の混雑前に車検予約国土交通省は年度末の混雑緩和を改正の目的に挙げています。早めの予約を案内
3〜4月夏タイヤへの履き替え保管サービスがあれば同じカードで
GW・お盆・年末年始の前帰省・行楽前の点検休業日もあわせて案内
梅雨〜夏の前エアコン点検目安料金のカードはボットで返答
秋(初雪の前)冬タイヤ交換の予約受付混み合う前に枠を案内
通年12か月点検・オイル交換チャットタグで対象の月だけに

1回の配信に1つの案内と1つのボタン。配信後はLINE Official Account Managerの分析でブロック数を確認し、増えた種類の配信は頻度を下げます。配信の時間帯や通数の数え方はLINE一斉配信のやり方、配信用カードの作成と予約はLINE配信ツールで解説しています。

#そのまま使える案内文テンプレート

{ }の部分を書き換えて使います。1・2・5はお客様とのトークで送るので配信の通数にはカウントされません。3・4は一斉配信または絞り込み配信です。

1. 作業完了

text
{お名前}様、{車種}({ナンバー})の点検が完了しました。
✅ エンジンオイル・オイルフィルター交換
✅ ブレーキ・足回り・タイヤ点検
⚠️ フロントブレーキパッドの残りが約3割です。5,000km以内の交換をおすすめします。
合計{金額}円です。明細は添付のとおりです。

2. お引き取り準備完了

text
{ナンバー}のお車の準備ができました🚗
本日は18時まで営業しています(日曜定休)。
ご自宅への納車をご希望の場合は「納車」とお送りください。

3. 車検のご案内(満了の2〜3か月前)

text
🚗 車検のご案内
お車の車検満了日が近づいています。
2025年4月から、満了日の2か月前から受けても有効期間は短くなりません。
3月は予約が混み合いますので、お早めにどうぞ。
[ボタン:車検を予約する]

4. 冬タイヤ交換のご案内

text
❄️ 冬タイヤへの交換予約を受け付けています
初雪の前は予約が集中します。
タイヤ保管中のお客様もこちらからご予約ください。
[ボタン:交換を予約する]

5. お見積りのフォロー

text
{お名前}様、火曜日にお送りしたリアバンパー修理のお見積りについて、ご不明な点はございませんか。
このお見積りは{日付}まで有効で、今週は水曜・木曜に空きがあります。
「予約」とご返信いただくか、フォームからご希望の日時をお選びください。

#費用:LINEの料金プランとはがきの比較

LINE公式アカウントの料金プラン(2026年10月時点、税別):

プラン月額無料で送れる通数追加メッセージ
コミュニケーション0円200通不可
ライト5,000円5,000通不可
スタンダード15,000円30,000通1通3円(月20万通まで)、超過分1通2.5円

1対1のチャットでの返信、あいさつメッセージ、応答メッセージは通数にカウントされません。詳しくはLINE公式アカウントの料金をご覧ください。

例えば毎月200台に車検案内を送る場合、はがきなら郵便料金だけで17,000円(印刷費は別)。LINEなら、その月にほかの配信をしなければコミュニケーションプランの200通に収まります。ほかの配信も多い工場はライトプラン(5,000通)が目安です。

LineBot.proは従量制です。登録時に50クレジットが無料で、その後は買い切りのクレジットパック(月額なし・有効期限なし)。リッチメニューは10クレジット、返答・配信用のカードは8クレジットで、キーワード返答と配信の送信は0クレジットです。

#LineBot.proでできること

LineBot.proは、LINEに載せる中身と定型の返答を担当します。

  • リッチメニュー: 工場の説明を入力すると、AIが1〜6ボタンの画像とJSONを作ります。ダウンロードしてLINE Official Account Managerにアップロードします。
  • 返答カードとキーワードボット: 最大8テーマ×各15キーワードに、承認したカード(1200×675の画像、本文、ボタン1つ、任意の「電話する」ボタン)で返答します。カードはリッチメッセージ作成で作れます。引き継ぎワードでそのお客様への自動応答を停止。キーワード返答は無料で、AI判定(任意)はAIが読んだ1件につき1クレジット・1日の上限つき、回答を書くことはありません。
  • キャンペーン配信: AIが作ったカードを全友だち、または貼り付けたLINEユーザーIDのリストへ、今すぐ・日時指定で送信。送信は0クレジットです。

できないこと:整備管理システムではなく、予約の受付や顧客台帳の管理はしません。自動リマインド機能はなく、写真にはボットは返答しません(スタッフがLINE Official Account Managerのチャットで対応)。予約システムや車検日に合わせた自動案内はLINE API開発で個別に承ります。

整備工場のリッチメニューを作る → · 自動応答を設定する →

#よくある質問

Q: 車検DMをLINEに置き換えると、どのくらい費用が変わりますか?

はがきは郵便料金だけで1通85円です。LINEはプランの通数内なら追加費用はなく、コミュニケーションプランなら月200通まで0円です。LINEヤフー for Businessの事例では、約1,450人分の案内をはがき(85円)からLINE(1通3円で試算)に置き換えて118,900円の削減(制作・印刷費を除く)とされています。

Q: はがきDMは完全にやめてもいいですか?

一度にやめるのはおすすめしません。LINEで届くのは友だち追加してブロックしていないお客様だけです。入庫や納車のたびに友だち追加をお願いし、LINEでつながったお客様の分からはがきを減らしていきます。

Q: 車検満了日に合わせて自動で案内できますか?

LINE Official Account Managerの標準機能だけでは、1台ずつの満了日に合わせた自動配信はできません。チャットタグで車検月ごとにまとめて送るか、顧客データとMessaging APIを連携する仕組みが必要です。

Q: 整備工場の集客で、LINEはどこに使えますか?

新規のお客様には、看板やGoogleマップから友だち追加してもらい、料金の目安と予約ボタンをすぐ返すこと。既存のお客様には、作業完了の連絡、車検・点検の案内、季節の配信で再入庫につなげることです。

Q: ボットに見積もりを答えさせても大丈夫ですか?

目安の料金までにとどめ、「正式な金額は点検後にご案内します」と必ず添えます。車の状態で変わる相談は整備士が対応します。

Q: 友だちが少ないうちは何から始めればいいですか?

入庫受付で友だち追加をお願いし、作業完了の連絡をLINEで送ることから始めます。完了連絡はチャットで送るので通数もかかりません。


次のステップ:

LineBot.proについて

LineBot.proは、LINE公式アカウント向けのAIツールです。リッチメニュー、リッチメッセージ、バナーの作成、一斉配信、キーワードによる自動応答に対応しています。本記事はLINE Messaging APIの実務経験をもとに、当チームが執筆しています。

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