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LINE自動化トレンド2026:実際に変わった6つのこと

2025〜2026年にLINEで実際に起きた6つの変化を、公式の情報源つきで整理しました。LINE Notifyの終了、日本と台湾のメッセージ料金改定、LINE公式アカウントへのAI搭載、ActEngine AI、LIFFとLINEミニアプリの統合、公式MCPサーバー。小規模事業者にとっての意味についての私たちの見解も添えています。

LineBot.pro Team· 更新 11 分で読めます
LINE自動化トレンド2026:実際に変わった6つのこと

#要点まとめ

2026年に押さえておきたいLINEの自動化まわりの変化は、どれも具体的で、公式に発表されています。LINE Notifyの終了、日本と台湾でのメッセージ料金の改定、LINE公式アカウント自体へのAI応答の搭載、LINE Plusによる企業向けAIエージェント、LIFFのLINEミニアプリへの統合、そしてAIアシスタント向けの公式MCPサーバーです。この記事では、2026年10月に公式ページで確認できたものだけをリンクつきで取り上げます。意見を述べる部分は、そのことを明記しています。

#変化時期影響を受ける人
1LINE Notifyの提供終了2025年3月31日LINEに通知を送っていたすべての人
2メッセージ料金の改定日本 2026年10月1日、台湾 2026年11月1日配信の多いアカウント
3公式アカウントのAIチャットボット(β)、「LINE OA AIモード」の発表2025年11月、2026年夏頃から順次リリース予定と発表まず日本のアカウント
4ActEngine AI2026年3月12日大企業(最初の導入はLINE MAN Wongnai)
5LIFFのLINEミニアプリへの統合、台湾・タイでのミニアプリ開放2025年2月12日、2026年3月11日開発者
6公式のLINE Bot MCP Server2025年4月(プレビュー)AIアシスタントを使う開発者

#変化1:LINE Notify終了、通知は公式アカウント経由に

LINE Notifyは、2024年10月7日の告知どおり、2025年3月31日に終了しました(LINE Developers)。終了告知では、LINE公式アカウントからメッセージを送るMessaging APIが案内されています。また2024年9月4日以降、Messaging APIのチャネルはLINE Developersコンソールで直接作るのではなく、LINE Official Account ManagerでMessaging APIを有効化して作成します(LINE Developers)。

その結果、LINEに届く自動メッセージはすべてビジネスアカウントから送られ、そのアカウントを友だち追加した人(または参加しているグループ)にしか届かず、月間メッセージ通数にカウントされるようになりました。無料の個人向け通知の時代は終わりです。移行手順とコードはLINE Notify終了後の代替手段をご覧ください。

#変化2:日本と台湾でメッセージ料金が改定

  • 日本: 2026年10月1日から、スタンダードプランの追加メッセージは月20万通まで1通3円、超過分は1通2.5円(税別)になりました。月額固定費は0円・5,000円・15,000円のままです(LINEヤフー for Business)。
  • 台湾: 2026年11月1日から、中用量プランは月800台湾ドルから1,000台湾ドルへ、高用量プランは1,200台湾ドルから1,400台湾ドルへ(税別)。無料通数は200・3,000・6,000通のままで、高用量の追加メッセージは5万通まで1通0.2台湾ドル、超過分0.15台湾ドルの段階制になります。中用量・高用量には「OA PLUS」への無料アップグレードが付きます(LINE Biz-Solutions)。
  • タイ: 無料プランは月300通、Basicは1,280バーツで15,000通、Proは1,780バーツで35,000通、別途VAT 7%(2026年10月確認、LINE for Business)。
  • どの国でも変わらない点: 一斉配信は受信者数でカウントされ、応答メッセージ、あいさつメッセージ、自動応答はカウントされません。

詳しい料金表はLINE公式アカウントの料金ガイドにあります。

#変化3:LINE公式アカウント自体にAIが入る

AIチャットボット(β)、日本、2025年11月。 LINEヤフーはLINE公式アカウントにAIチャットボットを追加しました。生成AIがお客さまの質問を読み取り、オーナーが登録したQ&Aから最適な回答を選んで返信します。PDFや画像からQ&Aを作ることもできます。実際の応答には月額3,000円(税別)の有料オプション「チャットProオプション」が必要で、設定はWeb版の管理画面のみ、グループトークには返信せず、「LINE公式アカウントAI機能での情報利用」をオンにしているユーザーにだけ返信します(プレスリリース、マニュアル)。

LINE OA AIモード(発表済み)。 LINEヤフーの「Agent i for Business」のページでは、LINE OA AIモードを、既存のメッセージやチャットとは別に24時間接客するAIエージェントと説明しています。2026年10月時点のページでは、LINE OA AIモードとAgent i Bizは「夏頃から順次リリース」とされ、料金は未定です(Agent i for Business)。

台湾。 中用量・高用量に付くOA PLUSには、自動タグ付けやAIによる文章作成支援などのモジュールが挙げられています(LINE Biz-Solutions)。

注目したいのは、LINE自身のβ版がAIに自由な文章を書かせず、事業者が書いた回答から選ばせている点です。

#変化4:実行するAIエージェント(ActEngine AI)

2026年3月12日、LINE Plus Corporationは、企業のカスタマーサポートと営業向けのAIエージェント基盤ActEngine AIを発表しました(LINE Plusのプレスリリース)。

  • カスタマーサポート向けエージェントは、質問に答えるだけでなく、一次対応から苦情対応、問題解決まで業務プロセスに沿って実行します。
  • 営業向けエージェントには「Outbound Action」があり、注文パターン、利用頻度、割引への反応といったリアルタイムのデータから対象、タイミング、戦略を決め、個別のプロモーションを作成・送信します。

最初の導入先は、70万以上の加盟店を持つタイのLINE MAN Wongnaiです。サポート向けエージェントは2026年1月に稼働し、年間約36万件の加盟店からの問い合わせを処理しています。LINE Plusは、プロの担当者と比べて対応時間を60%以上短縮し、正確性を16%高めたとしていますが、これは企業発表の数字で、第三者による検証ではありません。営業向けエージェントは2026年2月26日に稼働しました。今後は金融や小売への展開、アジアとグローバル市場での提供、音声型エージェントの準備を進めるとしています。

2026年10月時点で、公開料金やセルフサービスでの申し込み窓口は見つかりませんでした。詳しくはActEngine AIの解説をご覧ください。

#変化5:LIFFがLINEミニアプリに統合

  • 2025年2月12日: LINEは、LIFFとLINEミニアプリを1つのブランドに統合し、LIFFをLINEミニアプリに統合すると発表しました。新しくLIFFアプリを作る場合は、LINEミニアプリとして作ることを推奨しています(LINE Developers)。
  • 2026年3月11日: LINEミニアプリポリシーで認められた事業者であれば、日本に加えて台湾・タイ向けのサービスでもLINEミニアプリのチャネルを作成できるようになりました(LINE Developers)。ただし、台湾・タイで審査を申請できるのは認定プロバイダー配下のチャネルに限られ、未認証のミニアプリはホームタブや検索からのアクセスなど一部の機能が使えません(開発の概要)。

事業者にとっては、LINE内で注文・予約・会員証を完結させるアプリをタイや台湾でも始めやすくなった一方、開発プロジェクトであることに変わりはありません。タイのLINEミニアプリや、LINEミニアプリ開発のページもご覧ください。

#変化6:AIアシスタントがMCPでLINEとつながる

Model Context Protocol(MCP)は、AIアプリケーションとデータソースやツールをつなぐためのオープンな標準で、2024年11月にAnthropicが発表しました(Anthropic)。LINEは、Messaging API経由でAIエージェントとLINE公式アカウントをつなぐ公式のLINE Bot MCP Serverを公開しています(GitHub)。

  • 最初のリリースv0.1.0は2025年4月30日。ライセンスはApache-2.0で、2026年10月時点でも実験用のプレビュー版とされています。
  • できること:プッシュと一斉配信(テキストまたはフレックスメッセージ)、ユーザーのプロフィールとメッセージ通数の取得、リッチメニューの一覧・作成・削除・デフォルト設定、フォロワーIDとグループ概要の取得。トーク履歴を読むツールはありません。
  • チャネルアクセストークンと、Node.js 22以上またはDockerが必要です。

この方法でつないだAIアシスタントは友だちにメッセージを送れ、そのぶん通数も消費します。トークンは厳重に管理し、テスト用アカウントで試してください。開発者向けの手順はLINE MCPサーバーのガイドにあります。

#私たちの見解

ここからはLineBot.pro編集部の意見であり、データに基づく予測ではありません。

  1. 配信より応答が大事になります。 配信の単価は上がる一方、応答は無料のままです。わかりやすいリッチメニューと良い自動応答のほうが、週1回の追加配信より価値があると考えます。配信は回数を減らし、受け取りたい人に、1つの明確な提案で。
  2. 「AIは書かずに選ぶ」が安全な初期設定です。 LINE自身のβ版も、事業者が書いた回答から選ぶ仕組みです。小規模事業者の多くは、AIが送れる回答をすべて人が承認する形を続けるべきだと考えます。
  3. 実行型のエージェントは大企業から。 ActEngine AIは、メニューや営業時間、広告設定まで操作できるバックエンドと連携した大規模プラットフォームで動いており、タイの新聞Thairathが掲載したLINE MAN Wongnaiのプレスリリースによれば、100以上の業務手順書が使われています。小規模事業者がそこに近づく第一歩は、自社の回答と業務手順を書き出すことです。
  4. 開発者は、LINE内のアプリをLINEミニアプリとして作り、 プレビュー版のうちはMCPを社内ツールとして扱うのがよいと考えます。

#LineBot.proの位置づけ

LineBot.proが担うのは、これらの変化のうち「応答と素材」の部分で、エージェントやミニアプリではありません。

  • AIでの素材生成: リッチメニューの画像とJSONが10クレジット(LINE Official Account Managerでご自身でアップロードします)、リッチメッセージのフレックスメッセージが8クレジット。
  • キーワード応答ボット: お客さまの質問に、承認済みのリッチメッセージのカードで返信します。キーワードに当てはまらないメッセージは、AIが登録済みの用件から選ぶこともできます(確認したメッセージ1通につき1クレジット、1日の上限を設定可能)。AIは回答文を書きません。有人対応キーワードで、そのお客さまへのボットの返信を止められます。詳しくはLINEチャットボットのページへ。
  • キャンペーン: AIが作ったフレックスメッセージを友だち全員またはユーザーIDのリストに即時・予約で送信。送信は0クレジットです(LINE配信ツール)。

ミニアプリの開発、MCPサーバー、業務システムでの実行、開封・クリックの分析は行いません。これらは受託開発の領域です。

新規登録で50クレジットを無料でお渡しします(カード登録不要)。その後は買い切りのクレジットパックで、月額料金も有効期限もありません。

キーワード応答ボットを設定する →

#よくある質問

Q: 2026年のLINE自動化の主なトレンドは何ですか?

公式に確認できるものとしては、LINE Notifyの終了、日本(10月1日)と台湾(11月1日)のメッセージ料金改定、LINE公式アカウントのAIチャットボット、LINE PlusのActEngine AI、LIFFのLINEミニアプリへの統合、公式のLINE Bot MCP Serverです。

Q: LINE Notifyはまだ使えますか?

使えません。2025年3月31日に終了しました。LINEは、LINE公式アカウントからメッセージを送るMessaging APIを案内しており、送信は月間通数にカウントされます。

Q: 2026年にLINE公式アカウントは値上がりしましたか?

日本では2026年10月1日にスタンダードプランの追加メッセージ料金が改定され、月額固定費は据え置きです。台湾では2026年11月1日から中用量・高用量が月200台湾ドル上がります。タイは2026年10月時点で0バーツ、1,280バーツ、1,780バーツ(別途VAT)です。

Q: LINE公式アカウントにAIチャットボットはありますか?

日本ではあります。2025年11月から、登録したQ&Aから回答する「AIチャットボット(β)」が使え、月額3,000円(税別)のチャットProオプションが必要です。また「LINE OA AIモード」も発表されていますが、料金は未定です。

Q: ActEngine AIとは何ですか?

LINE Plusが2026年3月12日に発表した、企業のカスタマーサポートと営業向けのAIエージェント基盤です。最初の導入先はタイのLINE MAN Wongnaiです。公開料金やセルフサービスの申し込みは見つかりませんでした。

Q: LINEの公式MCPサーバーはありますか?

あります。LINEはApache-2.0ライセンスでLINE Bot MCP ServerをGitHubに公開しています。Messaging API経由でAIエージェントとLINE公式アカウントをつなぐもので、現在もプレビュー版です。


次のステップ:

LineBot.proについて

LineBot.proは、LINE公式アカウント向けのAIツールです。リッチメニュー、リッチメッセージ、バナーの作成、一斉配信、キーワードによる自動応答に対応しています。本記事はLINE Messaging APIの実務経験をもとに、当チームが執筆しています。

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